多肉植物の挿し木で乾かさないといけないワケと成功率を上げる方法

多肉植物

多肉植物を挿し木で増やしたいけれど、「乾かさない方法」で良いのか迷っている方も多いのではないでしょうか?この記事では、多肉植物の挿し木で成功させる方法について詳しく解説します。

ここでは、多肉植物の挿し木で乾かさないといけないワケや、基本的な挿し木のやり方、成功するための注意点をまとめています。さらに、葉挿しとはどのような方法か、葉挿しのやり方についても触れながら、多肉植物を増やすコツをご紹介します。

  • 多肉植物の挿し木で乾かさない方法が成功する場合とそのリスク
  • 多肉植物の挿し木で乾かす必要がある理由と対策
  • 挿し木の正しいやり方と注意点
  • 葉挿しとは何か、葉挿しのやり方と挿し木との違い
目次

多肉植物の挿し木で乾かさないといけない理由と基本知識

多肉植物
緑の手仕事

挿し木で乾かさないといけないワケ

多肉植物の挿し木で乾かす理由は、挿し木部分の切り口から病原菌が侵入するのを防ぐためです。多肉植物は水分を多く含む植物なので、切り口が湿っているとその部分が腐敗するリスクが高くなります。特に、高湿度の環境では菌やカビが繁殖しやすく、植物が腐ってしまう可能性があるのです。

一方で、すぐに土に挿してしまうと発根しやすい場合もありますが、この方法は管理が難しく、初心者にはリスクが高いです。そのため、乾かすことで植物が安全に根を出しやすくなるといえます。

挿し木のやり方

多肉植物の挿し木の手順は簡単です。まず、挿し木にする茎や枝を清潔なハサミでカットします。この際、切り口が潰れないように注意しましょう。次に、カットした部分を風通しの良い明るい日陰で2~3日乾かします。切り口がしっかり乾燥したら、新しい土に挿し、根が出るまで待ちます。

挿すときは、事前に土に穴を開けてから茎を挿すと、茎に無理な力をかけずに済みます。発根までの期間は品種によって異なりますが、通常2~4週間ほどかかります。その間は、水やりを控え、乾燥した環境で管理しましょう。

挿し木の注意点

注意点
  • 茎や枝を選び、清潔なハサミでカット
    挿し木にする部分を選びます。健康な茎や枝を選び、清潔なハサミでカットしましょう。切り口が潰れないように丁寧に切ることが大切です。
  • 切り口を乾かす
    切った部分を風通しの良い場所で2~3日乾かします。この作業により、切り口が病原菌に侵されるのを防ぎます。乾かすことで、挿し木の成功率が上がります。
  • 挿し木の準備をする
    鉢に多肉植物用の土を準備し、挿し木する場所に穴を開けます。穴を開けることで、茎が曲がるのを防ぎ、土にスムーズに挿し木ができます。
  • 挿し木を土に挿す
    準備した土に挿し木を入れ、周りの土を軽く押さえて固定します。この際、茎に無理な力がかからないように注意してください。
  • 明るい日陰で管理する
    挿し木をした後は、明るい日陰に置き、発根するまで水やりを控えます。根が出るまでは、乾燥気味の環境で管理しましょう。発根までは2~4週間かかることがあります。
  • 発根後の水やり
    挿し木が根付いたら、少しずつ水を与え始めます。根が定着してきたら、通常の多肉植物と同様に水やりを行います。

この方法を守れば、多肉植物の挿し木で成功率が高まり、健やかに育つことでしょう。

葉挿しとは?多肉植物を増やす方法

多肉植物を増やす方法
  • 葉を選ぶ
    健康な多肉植物の葉を選びます。茎からしっかり根元から取れるよう、慎重に取り外してください。
  • 葉の断面を乾かす
    取り外した葉の断面を風通しの良い明るい日陰で1~2日乾かします。湿ったままの状態で土に挿すと腐りやすいため、しっかり乾燥させることが重要です。
  • 土に葉を挿す
    葉を乾かしたら、乾いた土の上に仰向けに置きます。この際、断面を少しだけ土に触れさせる程度にして、完全に埋め込まないようにします。
  • 明るい日陰で管理する
    葉を挿した後は、明るい日陰で管理します。根が出るまでの1~2週間は水を与えず、乾燥した環境を保ちましょう。
  • 発根後の管理
    根が出てきたら、少しずつ水を与えます。この段階では新しい芽も出てくることが多いので、芽の成長を確認しながら水やりを進めましょう。
  • 新芽の育成
    葉挿しで発根した後は、徐々に日当たりの良い場所に移動し、新芽が成長するのを待ちます。通常の多肉植物の育て方と同じように水やりと日光の管理を行います。

葉挿しは少ないスペースで多くの新しい株を増やすことができるため、多肉植物を増やしたい方にとって手軽な方法です。

葉挿しと挿し木の違い

葉挿しと挿し木の違い
  • 使用する部分の違い
    葉挿しでは多肉植物の「葉」を使用し、挿し木では「茎や枝」を使用します。葉挿しは葉から発根・発芽させる方法、挿し木は茎や枝を土に挿して根を出す方法です。
  • 発根・発芽のスピードの違い
    葉挿しは発根や発芽まで時間がかかることが多いです。一方、挿し木は茎や枝を使うため、比較的早く根が出てくることが特徴です。
  • 育成の安定性の違い
    挿し木は茎や枝がしっかり残るため、発根後は安定した株に育ちやすいです。葉挿しは葉だけから新芽が育つため、根付くまでの時間がかかりますが、コンパクトなスペースで多くの株を増やすことができます。
  • 手軽さの違い
    葉挿しは、葉を簡単に取り外して挿すだけで済むため、手軽に行えます。一方、挿し木は茎や枝を清潔なハサミで切ったり、切り口を乾燥させる手間が必要です。
  • 増やせる量の違い
    葉挿しは一度に多くの葉を使って増やすことができ、少ないスペースでたくさんの新芽を育てられます。挿し木は茎や枝が必要なため、一度に増やせる数は限られますが、安定した株を育てやすいです。

葉挿しと挿し木はどちらも多肉植物を増やす方法として便利ですが、それぞれの特徴を理解して選ぶことで、効率的に植物を育てることができます。

多肉植物の挿し木で乾かして成功率を上げるコツ

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挿し木の成功率を上げるコツ

成功率を上げるコツ
  • 清潔な土を使用する
    乾かさない挿し木を成功させるには、まず清潔な土を使用することが大切です。雑菌や病原菌が含まれている土を使うと、切り口が腐敗するリスクが高まります。多肉植物専用の清潔な土を用意しましょう。
  • 湿度管理を徹底する
    乾かさない挿し木は湿気が多すぎると失敗しやすいため、湿度管理が重要です。風通しの良い場所で管理し、土が常に湿りすぎないようにします。適度な湿度を保つことが、発根の成功につながります。
  • 切り口のケアをこまめに行う
    挿し木を行う際、切り口の状態を定期的に確認します。切り口にカビや腐敗の兆候が見られた場合は、早めに対応することが重要です。カビが広がらないように、風通しを良くしたり、土を調整することも考慮しましょう。
  • 発根するまで水やりを控える
    挿し木直後は、切り口が蒸れやすく、腐りやすい状態です。そのため、発根するまで水やりを控えるのが成功のカギです。土の表面が乾燥しすぎていない限り、発根を待ってから水を与えるようにします。
  • 乾燥しやすい土を選ぶ
    多肉植物の挿し木には、通気性と排水性が良い、乾燥しやすい土を選びます。これにより、湿りすぎることなく、切り口が適度な湿度で保たれ、発根しやすい環境が整います。

乾かすべき場合とその対策

一方、茎が太い多肉植物や気温が高い環境下では、挿し木の切り口を乾かした方が成功率が高くなります。茎が太いと、水分が多く含まれているため、切り口が乾きにくく、そのまま植えると腐りやすいのです。このような場合、1~2日間切り口をしっかり乾燥させてから挿す方が、植物が安全に発根する確率が高くなります。

乾かす際は、明るい日陰で風通しの良い場所を選び、直射日光を避けて乾かすことがポイントです。乾燥させすぎると発根に時間がかかるため、ほどよく乾いたらすぐに土に挿すようにしましょう。

コチラにも詳しく載ってます。

多肉植物の挿し木で乾かさないといけないワケ・まとめ

まとめ
  • 多肉植物の挿し木を乾かさないと、病原菌が侵入しやすくなる。
  • 切り口を乾かさないと腐敗のリスクが高まる。
  • 湿った環境はカビや菌が繁殖しやすい。
  • 挿し木の管理が難しいため、初心者は乾かす方法が推奨される。
  • 挿し木は茎や枝を清潔なハサミでカットして行う。
  • 挿し木の切り口は2~3日ほど乾かすことが基本。
  • 挿し木の際、土に穴をあけてから茎を挿すとスムーズ。
  • 発根までの期間は通常2~4週間ほどかかる。
  • 葉挿しは、葉を使って多肉植物を増やす方法である。
  • 葉挿しは発根までに時間がかかることが多い。
  • 挿し木は発根が早く、しっかりとした株になりやすい。
  • 乾かさない挿し木の場合、清潔な土と湿度管理が重要である。
  • 乾かすべき場合は、茎が太い多肉植物や高温環境下である。
  • 切り口を乾かす際は、明るい日陰で風通しの良い場所が理想的。
  • 発根するまで水やりは控え、乾燥した環境で管理する。
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